■ジョージ・ガーシュウィン
「ラプソディー・イン・ブルー」「パリのアメリカ人」などの楽曲で知られる作曲家のジョージ・ガーシュウィンは、卵・トースト・コーヒー・オレンジジュースを朝食に食べた後、すぐにピアノで作曲を始め、午後半ばに昼食を、夕方に散歩を、夜8時ごろには夕飯を食べるという生活をしていたそうです。ガーシュウィンはインスピレーション(ひらめき)が降りてくるのを待つのではなく、毎日規則正しい生活を送ってこつこつと作曲をしていました。天才は突如降ってくるインスピレーションを待って作品を作ると思われがちですが、インスピレーションも毎日の積み重ねの上に得られるものであると考えると、毎日こつこつ仕事をすることが結果的に素晴らしい作品を作る一番の方法なのでしょう。
■村上春樹
「ノルウェイの森」「1Q84」の小説で知られる村上春樹氏は、長編小説を書く時の日課は、朝4時に起床し、5〜6時間仕事をし、午後にランニング/マラソンをしているそうです。マラソンをするのは長編小説を書くのに必要な集中力と持続力を維持するためであり、マラソンにはその2つが備わっているという理由で、日課としています。かつては1日3箱も吸うヘビースモーカーでしたが、生活習慣を変え、夏はトライアスロン、冬はフルマラソンにも参加するほどマラソンが習慣となっているそうです。長時間仕事をするには集中力と体力が必要であるため、マラソンをするとうのは非常に理にかなっています。
■マーク・トゥエイン
「トム・ソーヤの冒険」の作者として知られるマーク・トゥエインは、朝食を食べた後で離れにこもり、昼食も食べずに夕方まで離れで過ごしていたそうです。その日に書いたものは、夕食後に家族の前で読むことを日課としていました。家族に一番始めに自分が作ったものを見てもらう習慣は、とてもいいなと思いました。家族に作品を見てもらうのはなかなか気恥ずかしものがありますが、習慣づけることで慣れていくのでしょう。「天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」
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