■原因その1:コミュニケーションを怠る
優れたアイディアや提案を出してもらうには、こちらからエンジニアに積極的にコミュニケーションを取ることが必要です。黙っていても優秀なエンジニアがいいアイディアを出してくれるという構え方では、良いWEBサービス、製品は作れません。こちらの要望や描いているビジョンもコミュニケーションをとらなければ伝わりません。エンジニアとビジョンを共有することは、起業家にとって非常に重要な事項であり、ビジョンの共有ができていないとエンジニアが短期でやめてしまったり、長続きしないことでしょう。
ろくに詳細を伝えず、後から修正してくれと言われたら、エンジニアからすれば腹が立ちますし、モチベーションも下がります。事前にきちんと要望やビジョンの詳細を伝えておくことは、プロジェクトを成功させるために必要不可欠なことです。
■原因その2:エンジニアの能力の見極めができない
これはエンジニアの採用の大きな課題であり、どうクリアするかでエンジニア雇用の成否が分かれます。非エンジニアの起業家は、技術的に優秀なエンジニアであるかどうかを見極めが難しいため、優秀なエンジニアを見つけられません。例えば面接で職歴やコミュニケーション能力の有無などで判断すると、本当に優秀なエンジニアを逃してしまいかねません。優秀なエンジニアを見極めるのは、同じエンジニアが採用に参加するのが一番であるわけですが、起業してから自分で最初に技術力のあるエンジニアを雇用する難しさがあります。優秀なエンジニアが集まるコミュニティや勉強会に参加するなど、最初の優秀なエンジニアを見つける努力が必要です。