最初に話の内容の予告をする
説明が上手な人は、話し始める前にまず話の内容の予告をします。例えば「この企画の要点は3つあります」「問題点は◯◯です」など、最初にどういった話をするのか、また結論を先に提示することで相手の理解度が増し、耳を傾けてもらえます。
説明から入るよりも先に結論を述べ、その後で結論に至った理由を説明する方が伝わりやすいです。
話が分かりにくいと言われる方は、先に結論を述べる話し方に変えるだけで伝わり方が違ってきます。
地図に例えると結論は目的地で、説明はルートです。
先にルートを説明するとどこへ向かっているのか分からないので理解しにくいで、先に目的地を言ってルートを説明しますよね。
話も同じで、結論という目的地を提示した上で話すことで、どこに向かうのかを分かってもらえます。
話す前に要点を頭の中で箇条書きにしてみる
自分でも要点がいくつあるのか分かっていない状態で話し始めても、相手に理解してもらえるはずがありません。まず自分が要点を理解するために、頭の中で要点を箇条書きにしてみます。
要点が3つあれば、最初に「要点が3つあります」と前置きして話し始められますし、メリットとデメリットがあればそれぞれの要点について話ができます。
自分の中で要点がまとまっていなかったり、自分自身が自分の考えをよく理解していない状態では相手に伝わらないのは当然です。
急がずゆっくり話す
自分の考えを分かってもらおうと思うあまり、ついつい早口になっていませんか?早口になると相手の理解が追いつかないばかりか、自分が今何を話しているのか分からなくなり、自分自身の説明の迷路に迷うことになります。
熱くなると無意識のうちに早口になるものなので、ゆっくり話すように意識するぐらいがちょうどいいです。
"間"を入れる
ゆっくり話すことにもつながることですが、息継ぎなしに畳み掛けるように話すのではなく、ひとつのひとつの要点ごとに"間"を入れる方が相手に理解してもらいやすいです。"間"は文章にしてみると分かりやすく、「、(読点)」と「。(句点)」が会話の"間"になります。
句読点がない文章が読みにくいのと同じように、"間"がない会話は相手にとって聞きづらいものです。
ところどころ休憩を入れる
人の集中力は医学的には約50分とされていますが、そんなに長く続かないものです。だいたい15分周期で集中力が高まったり途切れたりするといわれているので、話が長くなる時は15分を目安に休憩を入れることで集中力を回復させます。
一番いいのは、「ここまでで質問はありませんか?」と質問してみることです。
質問がなければここまで話した内容の要点をまとめるなど、次のテーマに行く前に一呼吸入れてみましょう。