どのような流れでアプリを開発してApp Storeに公開されるのかをステップごとにまとめました。
ステップ①:開発環境を揃える
iPhoneアプリの開発には、Macが必要です。OS X 10.6以上が必要で、WindowsではiPhoneアプリの開発はできません。
開発には無料で配布されている総合開発環境「Xcode」を使用します。
「Xcode」は無料で利用可能で、アプリ開発のためのシミュレータがアップロード機能が備わっています。
iOSの開発言語はObjective-Cが主流ですが、2014年にAppleがSwiftという新しいプロジェクト言語を公開しました。
SwiftはObjective-CやObjective-C++との共存が可能で、Xcodeでの開発も可能となっています。
ステップ②:iOS Developer Programへの登録
Xcodeのシミュレータでアプリのテストをする分には無料でできますが、実機でテストするにはiOS Developer Programへの登録が必要となります。iOS Developer Programは年間11,800 円(税別、為替変動によって変更あり)で、App Storeでアプリを公開するためにも必要なので登録必須です。
ステップ③:アプリ申請
アプリが完成したら、App Storeで公開するためにiTunes Connectでアプリ申請をします。iTunes Connectでアプリの名前、バージョン、説明、キーワード、サポートURLなどアプリの情報を登録します。
登録には1,024 × 1,024サイズのアイコンが必要ですので、申請する前にアイコンを用意しておきます。
アプリ検索で上位に表示されるかどうかでダウンロード数が大きく変わってくるので、目を引くアイコンやキーワードの選定が必要です。
審査には2週間ほどかかり、内容が不適切な場合はリジェクトされることがあります。
リジェクトされると修正してまた申請し直さないとならないので、リジェクトされるほど公開が先送りになってしまいます。
iTunes Connect
https://itunesconnect.apple.com/WebObjects/iTunesConnect.woa
ステップ④:アプリの公開
無事にAppleの審査を通過したら、いよいよアプリの公開です。公開したらそれで作業は終わりではなく、アップデートやバグの修正などの保守が待っています。
開発している段階では気付かなかった思わぬバグが発生することがありますので、ユーザーから届くレビューは常にチェックし、ユーザーが快適にアプリを使用できるようにしなければなりません。